ロジカルノーツ

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京都大学2018(前期)英語【Ⅲ】(1)

特殊な和文英訳問題 京都大学2018年度(前期)の英語【Ⅲ】では特殊なライティング問題が出ました。この問題で要求される力を考えると、4技能時代の主流となる出題形式かもしれません。まず、問題を見てみましょう。 次の文章を英訳しなさい。途中の下線部に…

ICU特別入学選考(4)小論文<Aカテゴリー>

カテゴリー別の書面 ICU特別入学選考には<Aカテゴリー>と<Bカテゴリー>があり、カテゴリー別に提出しなければならない文章があります。 <Aカテゴリー>:小論文 <Bカテゴリー>:自然科学分野の自主研究や理科課題研究の成果の要約 <Bカテゴリー>に…

ICU特別入学選考(3)自己活動歴と自己分析

まるで就活! ICU特別入学選考(AO入試)の大きな特徴として挙げられるのが、出願時に提出する「自己活動歴と自己分析」の書面。どのようなものなのかを確認してみましょう。 「自己活動歴と自己分析」 高等学校在学中に、学校の内外で比較的長期(少なくと…

ICU特別入学選考(2)入学願書

3つの話題 ICU特別入学選考では、Web出願システムに必要事項を入力して印刷する入学願書①のほか、志望動機などのエッセイを記入する入学願書②も提出する必要があります。 入学願書②では次の3つの話題についての記入が求められています。 ICUに入学することを…

ICU特別入学選考(1)出願時エッセイ

ICUのAO入試 大学入試では出願時にエッセイを提出しなければならない場合があります。大学によってその内容はさまざまですが、考えるポイントはある程度共通しています。 www.logical-notes.com 「出願時エッセイがどのようなものなのか」を考察する材料とし…

出願書類の作成からテストが始まっていると考えましょう

出願時エッセイ 出願時に提出しなければならない書類にもさまざまなものがあり、その中にエッセイが含まれることも少なくありません。典型例として挙げられるのは「志望動機」と「自己アピール」に関するエッセイです。 www.logical-notes.com www.logical-n…

4技能テストの受け方(4)Speaking

「会話」か「1人語り」か スピーキングテストを受けた経験のある人は多くないかと思います。ざっくり言えば、次の2つの実施方法があります。 試験官の前で話す方法(「会話」型) 録音機の前で話す方法(「1人語り」型) これまでにリーディングテスト、ライ…

4技能テストの受け方(3)Listening

「一斉放送」型か「ヘッドホン・イヤホン」型か 会話などの口頭におけるコミュニケーションの場面では、リスニング力とスピーキング力の両方が要求されます。そのため、熟練した面接官とまとまった時間の会話をするテストがあれば、リスニング力とスピーキン…

4技能テストの受け方(2)Writing

手書きかタイピングか 文章を作成する場面を想像してみてください。 ペンを持って字を書いている姿が思い浮かぶでしょうか。それともキーボードを打っている姿でしょうか。最近であればスマートフォンでフリック入力している姿を真っ先にイメージされる方も…

4技能テストの受け方(1)Reading

「紙」だけではない 4技能テストにもさまざまな実施方法があります。その内容によって、実力を発揮できる程度も違ってきます。 4技能テストの中で慣れている人が最も多いと思われるリーディングテスト。文字情報の受信力が試されるわけですが、どのように文…

「例示」で字数を調整するのがコツ

字数調整スキルの重要性 日本語小論文テストや英語ライティングテストにおいて、まず受験生が直面する問題は「字数を増やすこと」でしょう。一般的には、少なくとも制限字数の8割以上を書く必要があると言われています。 また、トレーニングを重ねるにつれて…

小論文問題の形式

出題形式 入試の小論文問題は大きく2つに分類することができます。 資料がない問題 資料がある問題 1つ目の「資料がない問題」の典型は「~について述べなさい」のように指示があるだけの「一行問題」と呼ばれるものです。英語ライティングテストで言えば、I…

4技能についての考察

言葉というものは、頭の中にある実体のないイメージを他者が認識できるかたちにしたものです。 頭の中にあるイメージは実体がありませんので、それだけではその内容を誰とも共有できません。この状態のままだと、力を合わせて一緒に何かをする場合に支障が生…

「電子書籍の普及」に関するエッセイ(5)第4段落

前回はどちらかと言えば「量的」観点での議論を紹介しました。今回は「質的」観点で考えてみたいと思います。まずは【「電子書籍の普及」に関するエッセイ(1)】で示した<悪い例>の第4段落を確認してみましょう。 <悪い例>の第4段落 また、電子書籍が普…

「電子書籍の普及」に関するエッセイ(4)第3段落

立場を明確に区別する ある議題についてA説とB説の2つの立場があったとします。論述の際には、まず、この2つの立場を明確に区別する必要があります。 そして、言及したい情報がいずれの立場にとって有利なものなのかを考えなければなりません。 反対説の論拠…

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