ロジカルノーツ

logical notes

本プロジェクトの目的(3)"non alternate"

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必要とされる人材とは?

 

少子高齢化、国際・グローバル化、IT化。

 

大きな社会的変化に直面している日本においては、数年先の状況を予測することが非常に難しいと言わざるを得ません。数年先に社会へ出ることになる受験生にとっては、将来の予測に基づいた準備をすることが難しいということです。

 

機械との生存競争

 

社会の中でポジションを獲得するために何をすればよいのか。社会環境の激動期にある現在、これは受験生だけでなく、社会人になってからも考え続けなければならない問題です。特に、AI(人工知能)の進歩には着目すべきでしょう。なぜなら、機械で代替できる仕事が増え、さまざまな職業がなくなると言われているからです。

 

産業革命以来、速さ・正確さ・タフさに優れる機械は、さまざまな領域で人を超えるパフォーマンスをし続けてきました。特にマニュアル化できる仕事については機械がその任を引き継いできました。科学技術が歩みを進め続けることを前提にすると、社会へ出る一歩前の段階にある受験生にとって「機械に代替されないスキルとは何か」という問題は自分自身の将来にかかわるものとして考えるべきものでしょう。

 

ディープラーニングの手法を用いて自ら学ぶことができるようになったAIが碁盤上で見せたパフォーマンスは、世界中を驚かせると同時に、「人にできてAIにできないことはあるのだろうか」という疑問を一般市民にも提起しました。今後のAI技術の進歩のあり方が具体的にどのようなものになるのかはわかりませんが、あらゆる仕事ができるようになると仮定した場合、「何ができるのか」という観点「人」と「人でない機械」の区別をすることは困難です。そうだとすると、今後の社会の中で「人の役割」というものはどの程度残されてくるのでしょうか。

 

「何ができるのか」という観点で機械との差別化を図ることが難しいのであれば、「誰がするのか」という観点が重要になると考えられます。何らかのサービスをされる場合、その内容がまったく同じであったとしても「『人』にされたものなのか否か」という点は満足度等に影響を及ぼすように思われるからです。辛いときに優しい言葉をかけられて慰められたとしても、それがAIによるものであったことが事後に判明した場合、その人の心の平穏は続くのでしょうか。「人」にされることによってしか得られない「仲間意識や同族意識に由来する満足感」というものはAIでは実現できない価値です。

 

代替不可能な人材となるために

 

以上を前提にすると、「私が発信しているものは、あなたと同じ『人』が思考をめぐらせて辿り着いたものです」というアピールを有効にできる人材こそが、今後の社会においてもその存在感を失わないのではないでしょうか。背負っている事情、価値観、言語習慣などが異なる相手に対して自身の思考結果をしっかりと伝えるためには、論理的な表現を選択する必要があります。「なぜこのような発言をするのか」を自分の言葉で伝えられる人材こそが今後の社会においてもその価値をアピールし続けることができるでしょう。

 

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本プロジェクトでは、日本語英語を用いて意見論述の仕方を考えてまいります。また、多様な人生のあり方も紹介し、「私はこのように考えている」と強く伝えるための比較対象を示します。

 

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「これからの人たち」が今後の社会を生き抜く力を身につける一助となれば幸いです。

 

(吉崎崇史・鈴木順一)

 

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