大学受験生のIです。
前回の記事では夏以降の勉強計画を見直し、この7月上半期はそれを実行してみました。
- 09:00~12:00:【英検の対策】パス単、Z会速読英熟語、英検準一級英作文問題完全制覇
- 13:00~14:00:【古文・漢文・倫理政経】(科目は日替わりローテーション)共通テストの過去問、教科書
- 14:00~15:00:【物理・化学】(科目は日替わりローテーション)良問の風、宇宙一わかりやすい化学 有機編
- 15:00~16:00:【数学Ⅲ】黄チャート
- 16:00~19:00:【数学ⅠA・ⅡB】総合的研究
感想
6月以前の計画に比べ、1日あたりの勉強量が増え、また、進捗具合が測りずらいリスニングなどに苦労はしていますが、ある程度順調に計画は進められています。
ですが、ただ毎日を単調にこなすことができているわけではなく、気持ちに振り回される部分は大きいなと感じます。
具体的には、大学に受かるのだろうか、年齢で差別されるんじゃないだろうか、4浪では就職できないんじゃないだろうか、のようなことを考えてしまい、勉強をしなきゃいけないのに違うところで消耗してしまうことも多いです。しかも厄介なのが、以前も同じことで悩み、一度前向きになれたにもかかわらず、また同じことで悩み出すことです。おそらく、この傾向は不安のもとが断たれない限り、完全になくなることはないのでしょう。
そこで一度、4月から現在までで実践してみたストレスとの向き合い方や気づいたことを、数ヶ月後の自分のために整理したいと思います。
モチベーションの使い方
これまで僕は、モチベーションの使い方がとても下手くそでした。
今までは、高い志があれば自然と勉強をするだろう、強い動機があれば勝手にやる気は湧いてくるだろう、モチベーションさえあれば自ずと成功するだろう、のようなことを思っていました。
ですが、それは間違いでした。
現に僕は今受験に失敗し続けていますが、落ちようと思って受験したことはないですし、目標もやる気もあったため浪人を選択できました。ただ使い方が下手だったんです。
モチベーションは、やる気をゼロの状態からプラスへ変えてくれるものではなく、諦めそうになった時や投げ出しそうになった時に、マイナスからゼロに戻してくれるものなんだと気づきました。
そもそも人間の感情には波があり、24時間365日やる気に満ち溢れている人の方が極端に少ないと思います。しかも、物事に集中している時はモチベーションのことは頭になくて、自分が怠けそうな時に立ち返る「初心」のような役割を担うのが、モチベーションのベストな使い方なのかなと思いました。
ストレス対策
ストレスへの対策として取り組んだものがいくつかあって、それらの試してみた実感と感想をまとめたいと思います。
効果なし
ゲーム
もともと好きだったし以前はよくしてたんですけど、強いストレス下では逆効果でした。多少の息抜き程度にはなるのかもしれませんが、罪悪感の方が大きく、強烈な不安に襲われている時には、全く意味がありませんでした。
ちなみに、ストレスの対処法としてドーパミンが分泌されるタイプの発散方法は、ドーパミンが出ている間しか効果がないらしく、一時的にストレスを忘れるだけの効果しかないため、ゲームはこれに当てはまったのだと思いました。
効果不明
筋トレ
腕立て伏せ、スクワットを、1日20回×2セット程度の軽い運動しかしてないので、短期間で劇的な変化はそんなに感じられませんでした。
とはいえ、長期的に続けることで筋肉量が増えるでしょうし、それによりテストステロンが分泌されて、集中力が上がったり、不安を感じづらくなったりする効果を期待し、受験本番のために続けていきたいなと思いました。
あと、体重が3ヶ月で5キロ減りました。
効果あり
瞑想
まず、瞑想について軽く説明を入れると、瞑想には何か決まったやり方があるのでは、と思われるかもしれませんが、そんなことはなくて、そもそも「瞑想」という言葉は、「スポーツ」に近い言葉だと個人的には思っています。
スポーツには、陸上競技や球技があり、球技の中にもサッカーやバスケがあり、それらをまとめてスポーツと呼ぶように、瞑想も目的や手法によって色々派生はしてますが、大きい括りでの瞑想はすごく身近なものでした。簡単な話、深呼吸も瞑想の一種です。
その中で、僕が主に取り組んだものは、
- ヴィパッサナー瞑想:ただ呼吸に集中する
- ジャーナリング:頭に浮かんだ不安や考えをひたすら紙に書き起こす
の2つです。
瞑想の効果の核になる部分は、「今に集中する」ということにありますが、今の僕の心境に合わせて解釈すると「嫌なことは考えない」になると思います。
人間の本能には、まだ人類が野生で暮らしていた頃のものが残っていて、強いストレスを受けると逃げるよう脳がプログラミングされているとのこと。その際、命を守るため、確実に逃げられるために、考えうる限りの最悪の事態を考え続けるらしいです。そのため、人の考える将来の不安の96%は実際には起こらず、ただ妄想を延々と繰り返してしまうだけなのだそうです。
瞑想は、そういった悪癖に振り回されず、今やるべきことに集中させてくれることで、自分のことを不安から遠ざけてくれます。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズがアメリカのスタンフォード大学で行ったスピーチ「Connecting The Dots」にも通ずるものがあると感じました。
将来がどうなるかわからない、でも、今すべきことに注力し、今を生きる、そうすることで振り返った時に一つの線で繋がっていることに気づく。
先の不安ばかり考えて勝手に疲弊してしまう、今の僕に1番必要なマインドを、瞑想を通して学んでいきたいです。
(Iくん)