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塾講バイト時代|大学教材も書いている英語講師の学習歴(4)

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大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)に入学し、専攻言語であるスウェーデン語の勉強が始まるわけですが、ぼくの関心はそちらには向きませんでした。

 

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高校生の時に通わせてもらっていた、家の近所にある塾から「アルバイトとして個別指導で高校生に英語を教えないか」というオファーをもらい、何気なく「英語の先生」を始めました。結果として、このアルバイトぼくの現在の英語講師業につながることになりました。


そして、大学4年間のほとんど「英語の先生」としてのぼくに注がれることになります。

 

説明するために学び直す

 

それまでの英語学習で「受験英語」ほとんど独学で勉強してきたぼくにとって、他人に英語を教えることは極めて難題でした。自分ではわかっているつもりでも、それを他人に理解してもらうためには、自分が本当に理解していることを確認し、それを他人が理解できる言葉に直す必要があります。


受験生時代に使っていた参考書を読み直し、受験生時には使わなかったような問題集や辞書も新たに買い揃えて、英語の勉強を心機一転開始しました。その結果分かったことは、「大学受験には合格したけれども、『本当には理解できていない』ことばかりだ」ということでした。英語は奥が深く、自分はいかに英語ができないのか痛感する日々でした。

 

無知に打ちのめされるばかりではなく、自分流の勉強が正しかったと認められる瞬間もありました。


受験生時代ぼくの英語リーディング学習は、英文ひたすら日本語に訳することでした。


参考書を使うにしても、著者の解説は読まずに、掲載されている全ての英文自力で日本語に翻訳し、日本語訳例を見ながら自分で自分の翻訳文を添削していくというストロングスタイルでした。その過程で、知らない単語や表現を全てノートに書き出して暗記する自分の日本語訳と翻訳例に乖離がある場合は、自分の間違えているパターンを研究し、自分なりの翻訳方法を見つけ出すという勉強法でした。


現代の英語学習で重視される4技能習得など完全に無視した、今となって振り返ると読解のみの1技能を向上させるにも不十分な勉強方法でした。


しかし、この時期に自分が「編み出した」と思っていた翻訳方法が、実は参考書などで「正しい英語の読解方法」として掲載されていることを、大学生になってから知ることになります。自分ががむしゃらに試行錯誤して考えたこと市販されているテキストや参考書で大々的に扱われていることを知って、自分の勉強方法はあながち間違ってはいなかったんだなと、嬉しい気持ちになりました。知らず知らずに承認欲求が満たされていたのでしょうか。

 

「教える立場」でアウトプットを繰り返す

 

英語を新たに勉強し始めるに際して、まず英文法の勉強を開始しました。文法言葉のルールですから、言語を正確に読むにも書くにもやはり必要不可欠なわけです。


当時のぼくにはとにかく文法知識が欠如していました。前置詞接続詞といった基本的な品詞の違いも理解しておらず、関係代名詞仮定法など言うまでもありませんでした。今でも、自分の学生たちに向けて授業中に話しますが、よくあの程度の文法知識で大学に合格することができたなと思います。

 

このようにして英文法を学び、その知識に則って正しく英文を読むことが徐々にできるようになってきました。正しい英語の読解方法を身につけ始めてきたので、それを学生たち教えることもできるようになってきた実感が出てきます。


この学習を続けながら教える立場アウトプットを繰り返すことで、自分の英語力が高まってくることを感じていきます。


そして、大学3年時くらいに図書館で英語の勉強をしているときに「なぜかよく分からんけど英語が読める!」自分が初めて英語を読めると思うようになった瞬間を今でも思い出します。


しかし、これはあくまで英文を日本語に訳すことができるようになった、に過ぎませんでした。実際には、本当の英語読解への道まだまだ険しいもので、当時のぼくには知る由もありません。


(鈴木順一)

 

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