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英語講師修行期|大学教材も書いている英語講師の学習歴(7)

25歳、若手英語講師のぼくの修行が始まりました。 当時のぼくは、高校生の時から通っていた地元の塾で講師として働きながら、英語専門予備校の師匠に弟子入りしました。 www.logical-notes.com 初めは師匠の授業見学からスタートです。英語講師としての勉強…

教育実習と英語専門予備校採用試験|大学教材も書いている英語講師の学習歴(6)

「英語を教える仕事」に就くために 留学生活を終え、大学生として最後の一年を過ごすことになりますが、すぐに留学前にお世話になっていた塾に英語の講師として復帰することになります。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com 大学4年生ですから、就…

英国マンチェスター留学時代|大学教材も書いている英語講師の学習歴(5)

大学生になり本格的な英語の学習を始めたぼくは、この時期になってようやく英語が好きになり始めていました。英語そのものが好きであると同時に、英語学習を通じていろいろな知識を身につけていくことが好きになり始めた、と言った方がより正確かもしれませ…

塾講バイト時代|大学教材も書いている英語講師の学習歴(4)

大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)に入学し、専攻言語であるスウェーデン語の勉強が始まるわけですが、ぼくの関心はそちらには向きませんでした。 www.logical-notes.com 高校生の時に通わせてもらっていた、家の近所にある塾から「アルバイトとし…

大学受験勉強期|大学教材も書いている英語講師の学習歴(3)

ここでしか学べないもの 高校三年生になると、希望する進路を定めなくてはいけません。 ぼくの通っていた学校は国公立大学合格至上主義で、私立大学を受験することは認めないような雰囲気でした。幼きぼくはその考え方に洗脳されていたので、志望大学は国公…

大学受験まで|大学教材も書いている英語講師の学習歴(2)

ロジカルノーツAdministratorの鈴木順一です。 英語講師をしています。 塾・予備校でのレッスンのほか、高校や大学で授業をしたり、各種試験を作成したりと、言わば「英語のプロ」として働いています。 本もいくつか書いており、「Integrated Skills for the…

なぜ英語を学ぶのか|大学教材も書いている英語講師の学習歴(1)

何かを学ぶことは果てしないことであり、殊更に英語学習にその際限はないように思うことがあります。 ぼくは現在、英語講師を仕事にしています。英語を学び始めて30年近くが経ちました。自分自身英語を教える立場でありながら学ぶ立場でもあり、果てしない勉…

「英検」を使って、国公立大学一般選抜を有利にする

【令和5年度国公立大学一般選抜】「英検」優遇措置 慎重にチェックしてはいますが、受験生の方は、各大学の要項を必ずご確認ください。また、その際には対象となる受検期間等の詳細もチェックしてほしいと思います。なお、特に断りがなければ、以下は、一般…

「なぜ?」を考える英語リーディング

「英語が読める」とは? 日本で暮らしていると「英語を読む力」が様々な形で求められることがあります。学生であれば教科として英語が課されますし、ビジネスパーソンであれば仕事上でEメールや書類を英語で理解しなければならないかもしれません。教育やビ…

「書けて、読めて、聞き取れて、話せる」能力の重要性、そして、「話す内容」の大切さ

イタリアから感想文が届きました。 「とある教会関係者の言語学習体験記」シリーズと「イタリア特派員」シリーズの執筆者からです。 www.logical-notes.com www.logical-notes.com 「最近のロジカルノーツの記事について、どうしても言いたいことがある」と…

大学入試英語成績提供システムの始まりと終わりとその先

2019年11月1日、萩生田文科相が記者会見を行い、英語民間試験の利用を延期すると発表しました。 本記事では、これまでの経緯をまとめ、今回の延期発表によってどのような変化が起こり得るのか、注目すべき点を示します。その上で、大学が独自で4技能評価と向…

【質疑応答】4技能時代における英語教育と受験対策

ロジカルノーツの記事がSmartNewsで紹介されたこともあり、その内容についてご質問等を受けることが増えてきました。特に、「4技能時代の英語評価 - TOEIC撤退によって『英検』が軸になる流れか!?」の記事は反響が大きく、大学入試改革の大きな柱である「…

【寄稿】映像作品を使った英語学習の利点【ロンドン大学卒のYさん】

受験指導を担当させていただいた方の中で、高卒後すぐにロンドン大学へ進学したYさんという人がいます。それまでYさんは特別に海外留学をした経験があるわけでもなく、日本で高校生活を過ごしながら海外大学進学を目指して勉強をしていました。 www.logical-…

4技能時代の英語評価 − TOEIC撤退によって「英検」が軸になる流れか!?

2020大学入試改革の大きな柱である英語4技能評価。「英検」等の4技能テストの結果が国公立大学の出願資格として用いられるケースも出てきますので、事前に準備を進めておく必要があります。 どのようなテストがあるのか 2018年3月に文科省が認定した4技能テ…

4技能テストの受け方(4)Speaking

「会話」か「1人語り」か スピーキングテストを受けた経験のある人は多くないかと思います。ざっくり言えば、次の2つの実施方法があります。 試験官の前で話す方法(「会話」型) 録音機の前で話す方法(「1人語り」型) これまでにリーディングテスト、ライ…

4技能テストの受け方(3)Listening

「一斉放送」型か「ヘッドホン・イヤホン」型か 会話などの口頭におけるコミュニケーションの場面では、リスニング力とスピーキング力の両方が要求されます。そのため、熟練した面接官とまとまった時間の会話をするテストがあれば、リスニング力とスピーキン…

4技能テストの受け方(2)Writing

手書きかタイピングか 文章を作成する場面を想像してみてください。 ペンを持って字を書いている姿が思い浮かぶでしょうか。それともキーボードを打っている姿でしょうか。最近であればスマートフォンでフリック入力している姿を真っ先にイメージされる方も…

4技能テストの受け方(1)Reading

「紙」だけではない 4技能テストにもさまざまな実施方法があります。その内容によって、実力を発揮できる程度も違ってきます。 4技能テストの中で慣れている人が最も多いと思われるリーディングテスト。文字情報の受信力が試されるわけですが、どのように文…

4技能についての考察

言葉というものは、頭の中にある実体のないイメージを他者が認識できるかたちにしたものです。 頭の中にあるイメージは実体がありませんので、それだけではその内容を誰とも共有できません。この状態のままだと、力を合わせて一緒に何かをする場合に支障が生…

TOEFL iBT ライティング Integrated Task

Integrated Taskとは? TOEFL iBTの特徴として挙げられるのが、ライティングとスピーキングで出題されるIntegrated Task(統合型課題)です。 www.logical-notes.com Independent Task(独立型課題)とは異なり、ただ英語を書いて話すだけではなく、その前段…

TOEFL iBT ライティング Independent Task

TOEFL iBTではIndependent Task(独立型課題)とIntegrated Task(統合型課題)の2つがライティングセクションで出題されます。今回の記事では「独立型課題」について詳しく見ていきます。 Independent Taskとは? Independent Task(独立型課題)では、ある…

TOEFL iBT-アカデミックな英語の世界

TOEFL iBTとは? TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略称であり、英語を母語としない人々を対象に4技能を測定するテストとしてアメリカのETS(Educational Testing Service)という機関が実施しています。 www.ets.org 主にアメリカやカナダ…

「英検」のライティング-級数によって何が違うのか

求められる力は同じ 今回の記事では英検で出題されているライティング問題について、さまざまな観点から分析を行ってまいります。 現行の英検では3級、準2級、2級、準1級、1級の5つの級でライティング課題が課されています。リーディングと合わせての制限時…

「英検」の変化-英語4技能を等しく測る

4技能を問うテスト 2018年3月26日の大学入試センターの発表によると、2020年度から開始する「大学入学共通テスト」と並行して受験生に課されることになる民間の英語資格・認定試験として23の試験が参加要件を満たしていると確認されました。2020年度以降の受…

英語ライティングテストの形式(2)Integrated Task

「統合型問題」とは? 前回は「独立型問題」について説明させていただきました。今回は「統合型問題」について述べさせていただきたいと思います。 「統合型問題」(Integrated Task)は、独立型問題とは対照的に、「他の3技能が統合されている」という意味…

英語ライティングテストの形式(1)Independent Task

求められるライティング力 現在の大学入試英語で出題されているライティングの問題は与えられた日本語を英語に直す「和文英訳問題」と、与えられたテーマについて自分の意見を述べる「自由英作文問題」の2つが主流となっています。 英検やTOEFL iBT、TEAPな…

英語4技能テストの開始-英語は「4技能」時代に突入

「英語4技能を測る試験」 2020年度から開始される「大学入学共通テスト」に関連し、英語ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を測定する民間の資格・認定試験が国公立大学の入試に用いられることとなりました。この結果、国公立…

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