コロナの渦中、家の中でジーとしていて、体がムズムズとした人はいないだろうか?
私、けようは、家で踊ってました!笑
哲学のコラムとして、今回から数回(4回くらい?)に分けて、踊りについて考えてみたいと思います。
踊りあれこれ
どんどこどん、ちんちんちん!(祭り)
どんちゃ、どどどんちゃ、どどちゃ、どどどんどン(ヒップホップ)
らららら~(バレエ)
かかっ!たたっ!(タップ)
ぴひゃらららん あ~いやあ~!(日本舞踊)
体が海のよう、山のよう~~(コンテンポラリー)
なぜ、人間は踊るのだろうか?
お祭りに行くと、おっちゃんが鉢巻きしてビール飲んで輪になって盆踊りしてる。
ストリートでは汗だくで踊る若者たちがいる。
バレリーナは格式高く美しく舞う。
足が軽快なタップダンス。粋な日本舞踊。
絵画のようなコンテンポラリー。
ふだん、よく目にするダンスはこういうイメージだ。
もっと視野を広げてみると、
しゃんしゃんしゃん(巫女さん舞う)
神社で舞われる巫女さんの舞は型が決まってて神聖。
これは魔除けや豊作を祈って、神と交信してるんだそうだ。
一気にスケールがでかくなる。
これだけ見ても、まあ踊りはいろいろあるよなあと思う。
地域に、年代に、人生の節目に寄り添って。
たくさんあるっていうだけで、踊りが好きな自分はワクワクしてくる。
おっと、色々あって面白い!だけを書きたい訳ではないのだ。
人は何で、踊るんだろう?ということを少しでも解明したいのだ。
踊りって何?
じゃあ、これだけ幅のある踊りがある中で、
何が踊りで、何を踊りと呼ぶんだろうか?
どこからが踊りでどこからが踊りでは無いと言えるんだろうか?
まずはここから始めたい。
音に合わせて、体を動かせば、踊り?
何かを体で表現するのが踊り?
踊ろうと意識すると踊りになる?
意識しなくても踊ることはある?
誰かに向かって踊ること?
さらにみんなの日常にまで目線を持ってきてみると、こんなものはどうだろうか?
よっしゃあ~~~!!(嬉しくて小躍りからのガッツポーズ)
ビョイーン、ピョンピョン(こどもがベットで跳ね回ってる)
とても嬉しい事があったとき、すっごいガッツポーズをする。そのとき、体をかなりねじり切ってないだろうか?イエーイって。
子どもの時、旅行でホテルに着くやいなや、ピョンピョンベットで跳ね回った思い出は誰しもあるのではないだろうか。ピョンピョンが楽しくて、意味もなくずっと飛ぶ。飛ぶ。飛ぶ。飛ぶ。
「音に合わせて」、「意識して」ではないけれど、感情の表現として咄嗟に体が動くこと、体を動かすことが楽しくてずっとやってしまう、こんなことも踊りの仲間と言えるのだろうか?
わっと動きが噴き出してくる
ここで私の話もしてみよう。
私は、20代前半ヒップホップダンスに傾倒していた時期があった。(以下、ヒップホップ時代、とする)
夜中の商店街で、家のガレージで、クラブで、家の中で、スタジオで、常に踊ってた。
身体を目一杯にのびのびと、時に激しく、時に緩やかに、動かした。クラブのイベントで人前で踊ったり、3分間喉から血が出そうになるまで踊り続けたり。
ある程度踊れるようになると、すべての動きを1から10まで頭で意識して踊るのではなく、音がかかると体が動き出したり、とっさに出た動きに自分が逆に引っ張られて、楽しい時がある。
そういう意味では、さっき投げかけた、ガッツポーズと子どもがベットでぴょんぴょん跳ねること(以下、ベットぴょん跳ね、という)も踊りに通ずるものがあるのではないかと思う。
なぜなら、思いがけず、わっと身体から噴き出してくる動きだから。
そこで、ひとまず、盆踊りにストリートダンスにバレエに巫女さんの舞にガッツポーズにベットでのぴょんぴょん跳ねも踊りの仲間に全部ひっくるめて入れてみて、私はこれからのお話を進めたいと思う。
踊りについて考えてみたいと思う。
(けよう)