ご挨拶と自己紹介
はじめまして。
大学受験生のIと申します。4浪目です。
僕は、高校を卒業した後、2年ほど塾で受験勉強に専念してきたのですが、なかなか結果に結びつかず、昨年度は心機一転、いわゆる「宅浪」というかたちを選びました。
そう決めたとき、塾の先生方は猛反対。それでも、成績自体は「あともう少し」という感じでしたし、いろいろな事情もあって「宅浪」にしました。
「宅浪」の厳しさを痛感
夏までは勉強できてたと思います。ですが、その後、生活等のペースもつかめず、また、受験のプレッシャーをひとりで抱え込むことになり、心はどんどん勉強から離れていってしまいました。
「ひとりで受験勉強をし続けるのは、めちゃくちゃ厳しい」
夏の終わりには、先生方の言葉の意味を、完全に理解しました。見通しが甘かったと痛感しました。その時点で、僕は、完全に勉強しなくなっていましたし、精神的にも不安定になっていたのです。
その結果、僕は、昨年度の受験をしていません。申し込んでいた共通テストも受けませんでした。
不安でいっぱいの日々
3浪目を無駄にしてしまった。2浪目までに覚えてきたことや身につけてきたことも忘れてしまった。
「これから先、どうすればよいのだろうか」と悩む日々。不安で不安で仕方ない状態でした。
高校卒業後、浪人生活を送ってきましたので、なにか技術を身につけたわけではありません。手に職がなく、職歴もない僕にとって、もう一度、受験勉強を頑張るのが最善の方法だと考えました。将来のために。
とはいえ、次は4浪目。大学に入ったとしても就職できるのか。
こう思うと、なかなか最後の一歩を踏みだすことができませんでした。
わがままだと思います。この歳で「受験」を選択できる自分の状況が、とても恵まれたものだということも理解しています。それでも、僕にとっては、精神が追いつめられるくらいには、どうしようもない悩みでした。
人生どうなるんだろう、と。少なくとも高校卒業後2年以上は僕なりに頑張ってきたのに、社会に居場所がないのか、と。
相談と回答
そのようなとき、僕は、このロジカルノーツを管理している吉崎先生に連絡をとりました。以前に通っていた塾の先生の知り合いで、現代文のアドバイスをもらったこともあります。社会人も教えている人なので、人生の選択肢について、僕の知る限り、いちばん詳しそうだったからです。
いろいろ相談しました。お忙しい中、2時間くらい電話で話を聞いてもらいました。
特に、「4浪目」ということが不利にならないか。働けるのか。
先生の答えは、要約すると「有利にはならん、不利になるかは本人しだい」ということ。
表現だけを見ると厳しく感じられますが、当時の僕は、非常に視野が狭くなっており、将来が閉ざされたわけではないということに安心感を覚えました。
あと1年、頑張ってみようと思いました。この4浪目の時間を、僕の将来に生かせるように頑張ります。
弱さと向き合う強さ
もう1年やってみると決めましたが、僕の状況的に、塾や予備校に通うことはできません。「宅浪」ということに変わりはなく、その点では不安が残ります。
そこで、吉崎先生に「どのように勉強をすればよいのか」という相談をしました。得意だった理数系科目にもブランクがありますし、計画を立てることが鍵になると感じたからです。
2浪目時点での共通テストの結果、大学に開示してもらった成績を伝えました。すると、「どう考えても、英語だよね」の一言。「得意科目を全盛期に戻したとしても、英語が変わらなかったら一緒じゃない」とも。
「やるなら英語と向き合いなよ、将来を考えても英語できたほうが得だし」
その通りです。数字で考えても、僕の実感からしても、英語をどうにかしないといけないのはわかっています。でも、苦手だから逃げたくなり、得意なもの、好きなものに走ってしまいます。
今年のテーマは決まりました。英語も含め、「自分の弱みから逃げない」ということ。
リアルタイムな受験記録
しかしながら、僕には、まだまだ未熟な面もあり、助けが必要です。
そこで、このロジカルノーツの場をお借りして、「できたこと/できなかったこと」を記録することになりました。元々、愛読していたサイトなので、この場を汚したくありません。もう「引くに引けない状況」です。
結果がどうあれ、僕は、今年を最後の受験にします。悔いなく終えるために頑張っていきます。
(Iくん)