英検準一級を受けました
大学受験生のIです。
もともと英語が苦手で、文章量が大幅に増えた共通テストに苦しめられ、2次試験でも英語で点数を落とし、2浪目の受験に失敗。3浪目の昨年度は、宅浪の厳しさを痛感し、受験を断念。いろいろな悩みや葛藤を経験し、再度、大学受験に挑んでいます。
この4浪目のテーマは、自分の弱みから逃げないこと。科目で言えば、英語を克服すること。
そんな僕は、今年度、英検準一級に挑戦すると決めました。
これまで英検の勉強をしたことがありませんので、すぐに準一級のレベルに達することはないと思いながらも、十分に対策できるわけではないと理解しつつも、春の英検に申し込みました。これは試験慣れの意味が大きいです。昨年度、受験していない僕には、なるべく早く、「しっかりとテストを受ける」という経験をしておく必要があると考えたからです。
そして、先日、英検準一級を受けてきましたので、その振り返りをしたいと思います。
英検の感想
会場での試験というものが久しぶりだったんですが、不思議と緊張はせず、水準に達しているかはさておき実力は発揮できたと思います。
手応えとしては、【大問2】の空所補充、【大問3】の長文読解はとてもできました。
全体の時間配分を、
- 【大問1】語彙問題:15分
- 【大問2】空所補充:15分
- 【大問3】長文読解:35分
- 【大問4】英作文 :25分
と設定して臨みました。
結果として、【大問2】が10分、【大問3】が30分で終わり、リーディングに関しては十分準一級に通用すると思いました。4浪目に入って英語に触れる量が増えた分、「英語に慣れた」ことが大きいと思います。
すでに英単語帳を3周以上しているのですが、完璧に覚えている、いないに関わらず、長文中の単語で初見のものがほとんどなかったということが、読解においては、内容の要点の把握や読む速度の向上といった点で重要だったということに気づきました。
次に、英作文ですが、あらかじめ自分の中でテンプレートを考えていったため書き進め方は迷わなかったのですが、自分の主張を英語に変換するところがうまくいかず、指定字数よりも少ない字数しか書けませんでした。
そのため、今後は自分が使える表現を増やしつつ、自分の主張を自分が使える英語に変換する必要もあると思いました。ただ、今回は敵いませんでしたが、英作文は出題方法が決められてるのと、明確な問題点がわかった分、次回までには十分対応できるレベルまで対策ができると思っています。
最後に、リスニングなんですが、実力不足をかなり感じました。
なによりも一回で正確に聞き取るのがとても難しいです。事前の勉強でも、同じ内容を繰り返し聞くことでやっとついていける程度だったので、まだ合格の水準に達してないだろうことは覚悟していましたが、自信を持って回答できたものもほとんどなく、かなり焦りました。また、問題と問題の間隔が個人的には短く感じ、選択肢にさっと目を通してある程度内容を理解できるだけの「速読の力」の必要性も感じました。
今後リスニングの勉強時間はかなり意識して確保しようと思います。大学受験をするにあたってもリスニングは必須なので、今年1年の成果全てがリスニングにかかってそうです。
6月上半期の勉強
英語に関しては、英検の勉強を継続。
7月以降に国語、社会の対策が加わるため、それまでに英・数・理の基礎をおさえることを目標にしています。
数学
再び、大学受験に臨むと決めたのが1月。馴染みのある「黄チャート」のⅠA・ⅡBに一通り目を通せたのが4月上半期。それからは、問題演習より解説に重きを置いた教材を使おうと考え、長岡亮介「総合的研究 数学I+A」を使っています。
そして、この6月上半期、やっと総合的研究ⅠAの一週目が終了しました!
長岡先生の総合的研究が思ったよりも手強く、予定よりもだいぶ時間がかかってしまいました。
4月時点では教科書レベルを軽く洗い直して問題の演習に移ろうと思っており、その教科書の代わりとしての「総合的研究」だったのですが、直近の共通テストを解いてみたところ、「基礎を押さえていないと太刀打ちできない」ことに気づき、問題の演習だけでは補えないことがわかりました。なので、多少時間がかかっても数学ⅡB、Ⅲも総合的研究を使って挫けず食らいついていこうと思っています。
理科
当初、化学は6月末までに理論分野が終わればいいと思っていたのですが、計画よりも早くに終わったので、無機分野に着手しています。教材は、「宇宙一わかりやすい化学 無機編」です。
この調子でいけば、6月末までに、物理(全範囲)、化学(理論・無機)の復習を終えられそうです。
感想
多少感情の波はあるものの、最近はひどくはなく、比較的安定して勉強ができていると思います。
計画の狙い通りではあるのですが、得意科目の理科の進捗がスムーズなのが大きいです。「最低限、理科は点数が取れるだろう」という心理的な支えになっており、成績が伸びるまでに時間のかかる数学や英語にしっかりと向き合うだけの余裕につながっていると感じています。
こうして気分が落ち着いているうちに、勉強の習慣や後に自信となるような行動を取ることが、この先気分が落ち込んだ時の立て直すきっかけとなると思うので、調子に乗ってサボらず頑張りたいと思います。
(Iくん)