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足を引っ張るのは他人じゃなく、自分の認知の歪み|4浪目の受験ドキュメンタリー(5)5月下半期

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立ち直りました!

 


大学受験生です。


5月上旬に気持ちが落ち込み、5月上半期は勉強を進めることができませんでしたが、この下半期はおおむね計画通りに進みました

 

  • 09:00~12:00:英語(英検)
  • 13:00~14:00:物理
  • 14:00~15:00:化学
  • 15:00~17:00:数学

 

英語は、午前中に決まった時間、勉強することができています。


理科は進捗が測りやすいこともあり問題なく進んでいます。なお、化学の教材は、西村能一・酒井俊明「化学頻出!スタンダード問題230選」駿台文庫(2014)を使うようになりました。


数学に関しては、取り組む中で少し早めに数学Ⅲに手をつけたい気持ちが出てきたのと、自分の中で思うように進められない焦りから不安が尽きません。ですが、気持ちに任せても思うように勉強が進まないのは今までの経験からわかっているので、6月からの計画を見直したいと思います。

 

認知の歪みに気づく

 


ゴールデンウィーク中精神的に苦しくなり、勉強から逃げてしまった僕ですが、半月で立て直せたことはよかったと思います。


弱っているときは、周りと比較することが気持ちを滅入らせてしまいます。前回の記事で考察した通り、「人と違うゴールを目指しているのだから、そのプロセスが人と違うのは当たり前だ」という気の持ちようが大切だと思います。このように言語化して考えたことで、現在の自分の状況を受け入れることができ、前向きな気持ちを取り戻せました。

 

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また、これとは別に、気持ちを立て直すのに役立ったなと思うものがあります。


メンタルヘルスの取り組みとして読んだ、デビッド・D・バーンズ「いやな気分よ、さようなら」星和書店(2013)という認知行動療法に関する本です。うつ病抑うつ状態正しく認識し、改善する手立てが書かれており、中でも僕にとって大きな発見となったのは「考え方と感情の関係」に関する記述でした。


僕の場合、精神が不安定なときにはマイナス思考に偏り頭の中が不安で埋め尽くされてしまうのですが、この本を読んだことで、感情とは現実での出来事を一度認知し、頭の中で自分なりの解釈をしてから反映されるものだということを学びました。


つまり、


現実での出来事 → 感情


ではなく、


現実での出来事 → 認知 → 感情


だったのです。


ここで大きな問題になるのが、現実では、良いこと悪いこともそのどちらでもないことも多々起こるのですが、認知が歪んでいると出来事を正しく認識できず、悪いことばかり起こっているように感じてしまうことです。


認知の歪みの例としては、少しでもミスをすれば完全な失敗と考えてしまう「全か無か思考」や、「こう感じるんだから、それは本当のことだ」のように憂鬱な感情を軸に現実を認識してしまう「感情的決めつけ」などがあり、他にも紹介されているのですが、そのほとんどに心当たりがあり、読んでいてびっくりしました。


僕の場合目的があり、浪人をし、結果として4浪目ですが、「高校卒業して3年も4年も経ってなお、受験をしてるなんてダメなやつだ」とか「今しんどいと感じるのは自分が間違った選択をしたからだ」などと考えてしまっていました。ですが、認知の歪みに気づいてからは、前向きに考えられるようになり、(不安が完全になくなったわけではないですが、)不安に支配されて気力が削がれることだいぶなくなりました


これから先、さらに精神的に落ち込むことがあるかと思いますが、その度に読み返して最後までやり抜きたいと思います。

 

英検への取り組み

 


これまでの受験勉強では、常に英語足枷になっていました。理数系科目とは違い、なにをどのようにどれくらいすればいいのかが見えませんでした。英語をどうにかしないといけないため、この4浪目ではこれまでとは勉強の仕方を大幅に変えています


具体的には、英検準一級への挑戦

 

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ずっと苦手としていた科目ですので、「準一級」というのは僕にとって尻込みするほどの高い目標です。しかしながら、英検対策の教材はたくさん市販されていますし、どのように取り組めばいいのかが見えやすく、また、大学受験で困ることのないレベルを目標にすることで確実に前に進んでいるという実感を得られると思いました。


英検の一次試験は大きく分けて

 

  • 語彙問題
  • 読解問題
  • 英作文
  • リスニング


の4つで構成されています。


まずは、単語帳と並行して全体を通して対策できる「英検準一級集中ゼミ」という教材に取り組みました。


過去問題集と違い、大問ごと出題のされ方傾向の分析と解説がついており、初めて英検に触れるにもかかわらず、「どの分野から手をつけ始めればいいかがわからない」と悩まずに済みました


全体に目を通して思ったことは、

 

  • 語彙問題は際限がなく、個別で対策するより過去問を解く中で対策をした方が良いこと
  • 単語帳を2周ほどした時点で、読解問題がある程度解けるようになっていたこと
  • 英検では英作文は決まった型で出題されること
  • リスニングは聴き取れなくはないが、問題のスピードで聴きながら理解するのは現時点では難しいこと


です。


その中でも、英作文は配点が大きいにもかかわらず、手も足も出ませんでした。


要因を考えたところ、構文やフレーズなどの知識が極端に少ないことだと感じました。そのため、「英検準一級英作文問題完全制覇」という教材も追加し、英作文で問われやすいトピックに関する知識もつけながら、英作文で使える表現を増やしています。


英検の本番までは、午前中の英語の勉強を次のように分けました。

 

  • 09:00~10:00:単語+文法の復習
  • 10:00~12:00:読解問題、英作文、リスニングのうち2項目を約1時間ずつ(読解と英作文の日、英作文とリスニングの日、リスニングと読解の日のように設定)


英作文をするにあたって必要最低限の文法の復習をし、読解やリスニングもまだ水準まで達していないため、日替わりで対策をしました。


試験本番でどれだけ通用するかはわからないものの、現状の力を測ることを目的に取り組んだ5月下半期でした。


(Iくん)

 

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