大学受験生のIです。
一度は勉強から離れてしまった僕ですが、高校を卒業して4年目の今年、受験勉強を再開し、この場をお借りして、その記録を公開しています。
今回は、2022年4月下半期のレポートです。
当面の方針
- 英語:5月末の英検へ向けての対策
- 数学:7月末まで、ⅠAⅡBの教科書レベルからの基礎固め
- 理科:6月末まで、物理は全範囲、化学は理論分野の復習
7月以降に国語、社会の対策が加わるため、それまでに主要科目の基礎をおさえる予定です。受験は長期戦なので、無理をしすぎないように、火曜日~土曜日を勉強日と定め、日曜日を予備日、月曜日を休息日にしています。
計画
- 09:00~12:00:英語
- 13:00~14:00:物理
- 14:00~15:00:化学
- 15:00~17:00:数学
教材
現時点で、僕が使っている教材は次の通りです。教材を選んだ理由も記します。
【英語】
当面は、英検対策を軸に英語の勉強を進めていきますので、それ用の教材を使っています。
・旺文社「英検準1級 でる順パス単 5訂版」(2021)
試験の水準に合った単語力が必要なので、目標とする英検準1級向けの単語帳を使っています。「1番売れ筋=多くの受験者が使用する」と考え、周りと同じものを使うことが個人の才による影響が少なく、多くの人間が成功する方法だと思って選びました。
・旺文社「DAILY25日間 英検準1級 集中ゼミ 新試験対応版」(2017)
英検の全容がつかめていなかったため、いきなり過去問に取り組むのではなく、英検の形式について解説しながら演習を含んでいるものを選びました。
・ジャパンタイムズ、ロゴポート「最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇」(2017)
英作文の鍵になるのは「使い回しのできる便利なフレーズをいくつ知っているか」、「自分なりの書き方のテンプレートを持っているか」あたりかなと思ったので、その2点がおさえられそうなものを選びました。
【理科】
元々、理科を得意科目・得点源にしていましたので、現時点から、なにか新しいことをするのではなく、復習メインで進めていこうと思います。僕の場合、受験勉強から離れていた期間がありますので、そのブランクを埋めるのが当面の課題です。
・浜島清利「良問の風 物理頻出・標準入試問題集 改訂版」河合出版(2013)
理科に関しては、演習の中でアウトプットするのが1番効果的だと学んできました。難問奇問がなく使いやすいこの問題集を、復習も兼ねて継続します。
・船登惟希(著)、水谷さるころ(イラスト)「宇宙一わかりやすい高校化学(理論化学)改訂版」学研プラス(2016)
化学は、物理に比べ、学習範囲を広く知ってれば解けるような問題も多い印象だったので、全体をサクッと復習したいなと思って選びました。
【数学】
・長岡亮介「総合的研究 数学I+A(高校総合的研究)」旺文社(2012)
数学も得意科目だったのですが、センター試験から共通テストに変わり、より教科書に立ち返った理解が必要だと感じます。すでに「黄チャート」の復習を終えていますので、現時点では、問題演習より解説に重きをおいた教材を使おうと考えました。
実行
図書館が開く9時から勉強を始めると決めたものの、4月上半期は、図書館に着くのが9時20分頃になってしまっていました。
しかしながら、この4月下半期では、ほとんどの日において9:05頃に勉強を始められました。この「4浪目」は計画通りに行動するトレーニングでもありますので、僕にとっては大きな前進です。
図書館に着いてすぐは勉強へのスイッチが入り切っていないので、まずは自分の中で取り組むハードルの低いリスニング対策をしてきました。英単語帳に各単語の例文とその音源がついてるので、英単語の復習も兼ねて1時間ほど。
その後、2時間ほど、「英検集中ゼミ」を解き進めていきました。「英検集中ゼミ」は過去問をベースに英検の語句、読解、英作文、リスニング問題を全体的に対策する教材なのですが、解き進める中で英作文が苦手だとわかりました。
与えられた問題や論点について、自分の意見をまとめるところまでは順調に進めることができたのですが、それだけでは満足のいく英作文を仕上げることができません。
- 導入やまとめの英語を使っての書き方
- 同じ言い回しを何度も使用してしまう表現の幅の狭さ
- to不定詞など、自分の書く英語が文法的に正しいのか
こういった読解では気にならなかった問題点が複数見つかりました。
そのため、まずは英作文を書く練習をするためにも、自分の中で決まった形を作ることが先決だと考えました。表現のバリエーションや疑わしい文法的な知識は練習の際に改善していこうと思います。
実のところ、英作文には苦手意識があり、受験勉強をするうえで常に逃げ続けていました。向き合うにはいい機会だと思いますので、英作文については別途対策をしていきます。
理科に関しては1日あたり、物理は「良問の風」を3問、化学は「宇宙一わかりやすい化学」を一単元進めました。もともと理科は得意だったため問題なく順調に計画通り進められました。
数学は「総合的研究」を1日30ページを目安に進めているのですが概ね計画通りに進められました。
4月下半期の結果
- 英単語:1200単語
- 物理:良問の風 27問
- 化学:理論 11単元
- 数学:200ページ
感想
前回が全くと言っていいほど思い通りに勉強が進められなかったこともあり、今回は全体としてほとんど計画通りに進められたことがとても嬉しく、少し達成感も覚えています。
今までの僕は、自分の自信の無さや焦りから「1週間でこの問題集を終わらせる」など頭でっかちな計画をたて、上手くいきそうになくなるとすぐに投げ出すことの連続でした。しかし、思い返してみるとその方法でうまくいった試しがなく、テスト前日に一夜漬けや夏休み最終日に徹夜で仕上げるなどの学生時代の愚行の延長を、多浪してなお繰り返していたんだなと気がつきました。
正直、今僕が立てて実行している計画は達成するのが難しい計画ではないと思います。ですが、そんな計画でも進めていくうちに自信になり、計画を達成した後のポジティブなイメージをすることができるようになり、少しではありますが、勉強に対し、意欲的になるのを実感しました。
実は、今の僕にとってこの「勉強に対し、少しではあれど意欲的になれた」ことがなにより大きな成果でした。というのも、今年一年受験勉強をするにあたって精神的な不安定さが1番の課題になると思うからです。
人と違う道を選択している以上、不安はつきまとうものだと思います。その不安を払拭するのはあくまで日々の行動であり、その日々の行動に集中するための計画なのだと、思いつきや一時の気分の高鳴りではない、本当の「計画」の意味がわかったような経験でした。
(Iくん)