ロジカルノーツ

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「電子書籍の普及」に関するエッセイ(3)第2段落

読み方を1通りにしたい 「A、B。そうすると、C。」の読み方を考えたいと思います。表現形式だけを見ると、次の2パターンの解釈ができます。 ①「A→C」と「B→C」を合わせた表現 ②「A→B→C」の表現 ①と②の違いは「『B』がなくとも『A→C』の関係が成立するか否か…

「電子書籍の普及」に関するエッセイ(2)第1段落

区別する情報は何か 「電子書籍」に関するエッセイの中で、「紙媒体書籍」を比較対象とした記述があれば伝わりやすくなります。しかしながら、適切な比較対象を示したとしても、それだけで論理的なエッセイを作成できるわけではありません。 前回の記事で示…

「電子書籍の普及」に関するエッセイ(1)悪い例

今回は「電子書籍の普及」に関するエッセイの例を示します。そして、ロジカルノーツでは、これを「悪い例」として扱います。 電子書籍という「新しい書籍のあり方」が登場し、従来からの紙媒体書籍との競合関係が生じてきています。 「電子書籍の普及」につ…

論理的表現の基礎は「区別」の意識

高校学習指導要領の改定案 大きな社会変革の途上にある現在、数年先の未来ですら予測することが困難な状況にあります。 これからの人たちがどのような教育を受けて社会に出ていけばよいのか。この問題についての1つの答えが、先日、文部科学省から高校学習指…

TOEFL iBT ライティング Integrated Task

Integrated Taskとは? TOEFL iBTの特徴として挙げられるのが、ライティングとスピーキングで出題されるIntegrated Task(統合型課題)です。 www.logical-notes.com Independent Task(独立型課題)とは異なり、ただ英語を書いて話すだけではなく、その前段…

TOEFL iBT ライティング Independent Task

TOEFL iBTではIndependent Task(独立型課題)とIntegrated Task(統合型課題)の2つがライティングセクションで出題されます。今回の記事では「独立型課題」について詳しく見ていきます。 Independent Taskとは? Independent Task(独立型課題)では、ある…

TOEFL iBT-アカデミックな英語の世界

TOEFL iBTとは? TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略称であり、英語を母語としない人々を対象に4技能を測定するテストとしてアメリカのETS(Educational Testing Service)という機関が実施しています。 www.ets.org 主にアメリカやカナダ…

「英検」のライティング-級数によって何が違うのか

求められる力は同じ 今回の記事では英検で出題されているライティング問題について、さまざまな観点から分析を行ってまいります。 現行の英検では3級、準2級、2級、準1級、1級の5つの級でライティング課題が課されています。リーディングと合わせての制限時…

「英検」の変化-英語4技能を等しく測る

4技能を問うテスト 2018年3月26日の大学入試センターの発表によると、2020年度から開始する「大学入学共通テスト」と並行して受験生に課されることになる民間の英語資格・認定試験として23の試験が参加要件を満たしていると確認されました。2020年度以降の受…

英語ライティングテストの形式(2)Integrated Task

「統合型問題」とは? 前回は「独立型問題」について説明させていただきました。今回は「統合型問題」について述べさせていただきたいと思います。 「統合型問題」(Integrated Task)は、独立型問題とは対照的に、「他の3技能が統合されている」という意味…

英語ライティングテストの形式(1)Independent Task

求められるライティング力 現在の大学入試英語で出題されているライティングの問題は与えられた日本語を英語に直す「和文英訳問題」と、与えられたテーマについて自分の意見を述べる「自由英作文問題」の2つが主流となっています。 英検やTOEFL iBT、TEAPな…

英語4技能テストの開始-英語は「4技能」時代に突入

「英語4技能を測る試験」 2020年度から開始される「大学入学共通テスト」に関連し、英語ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を測定する民間の資格・認定試験が国公立大学の入試に用いられることとなりました。この結果、国公立…

「and」と「or」の論理

例文 「AとB」と「AかB」の違い。これは意図を正確に表現する上で注意すべきポイントです。細かいところなので、例文を用意しました。 ①:リンゴとミカンを買ってきてください。 ②:リンゴかミカンを買ってきてください。 考察 ①の発信者は「リンゴとミカン…

順接と逆接

例文 ①:目の前にミカンがあった。だから、私はそれを食べた。 ②:目の前にミカンがあった。しかし、私はそれを食べた。 考察 上記①と②の違いを考えたいと思います。両者は1文目と2文目のつながり方が異なっており、①は順接、②は逆接です。 「A。だから、B。…

本プロジェクトの目的(3)"non alternate"

必要とされる人材とは? 少子高齢化、国際・グローバル化、IT化。 大きな社会的変化に直面している日本においては、数年先の状況を予測することが非常に難しいと言わざるを得ません。数年先に社会へ出ることになる受験生にとっては、将来の予測に基づいた準…

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